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浴室

2006年09月09日 17:51

皮膚から
温まったカルキの匂いが
もうそろそろ飛び立つところ

牛乳石鹸は世にも白くて
なんだか泣いてしまいそうだよ

要らなくなった皮膚は
かき落とされて
悲しくないんだろうか
あんなに暗い穴に落ちてゆく
空が曇っている
浴槽にわたしが満ちてゆく

指についた書き損ないの
小さな詩だけが落ちない
赤くなるまでこすっても
いつまでも消えない
文節や文字や改行
たぶん
ちゃんと書き直すまで

浴室から出ると
濡れた足跡が
きょうりゅうみたいに続いて
なんだか
滅びるまでは
ずっと生きてなきゃいけないような
そんな気がした

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