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秋がきたので(俳句13句+短歌2首)

2011年09月08日 17:05

きちきちの発条ぜんまいきりりと回る昼

碧天へ飛蝗ばったさかんに墜落し

秋風が空に掻き傷つけて

稲妻に見惚れるうちにししゃも焦げ

ゆっくりと肺に秋光しゅうこう 満ちてゆく

梨を噛むだんだんさびしくなってゆく

琥珀色に閉じ込められる秋の夕

ぬらぬらと鶏頭おんなに見える宵

秋の闇 隣のうちの子が紛れ

丁寧に拭きあげられた月かかる

月光に髪 濡らされつつ帰宅する

胸ひらく少年のごとく菊ひらく

空白を抱くかたちで蝉は死ぬ



八月の終わりの夜を浮遊するまださよならも言えてないから

満月の夜ベランダでFMの渋滞情報じっと聴いてる




きちきち…ショウリョウバッタの雄の別称。きちきちばった。
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