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沈む携帯電話

2006年08月18日 08:36


三本が二本になり
二本が一本になり
ついには何も無くなったとき
わたしは夜に押し込められます

月は出ていません
淋しくて窓ばかり見ているのです
月は出ていません

床は固く背骨を冷やし
頭だけ妙にはっきりして
秒針の音がする
いや
それはソラミミです

そこここで寝息が氾濫し
いつのまにかあたりは海です
寝息の海
安らかでどこか心許ない

わたしは流されないように
しっかり何かを掴みました
手にかちりと馴染んだそれは
壊れた携帯電話でした

わたしは沈んでゆきます
右手から徐々に
月は出ていません、
でした
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