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2008年10月18日 00:33



わたしの靴は汚くて
もう靴ではなくて
足に絡みつくぼろきれ
のようになってしまっている
人はそれを見て笑うけれども
わたしは靴を
この一足しか持っていない

わたしはこれを履いたまま
どこまでも歩いてゆこうと思う
たとえ靴が擦り切れて
裸足になっても歩くのだ
どこかにたどり着くためではなく
どこにもたどり着かないために

持ち物は包丁一本だけにしよう
よく研いであって
閃光のようにひかるのがいい
わたしはそれを使って
自分の人生というものを
切り開いてみせよう

もうそれしか方法がない

だって
必ずくると言われていた
「明るい未来」というものは
待てども待てどもやってこないし

誰も助けてくれないのだ

決心して路上へ出ると
重油のようにぬめっこい自分の影に
つまづいて無様に転んでしまった
起き上がろうとする背中に
明けかかる空がのしかかってきて
ひどく重い

街灯が立ち竦みながら
わたしを照らしている

生きることは無様だ
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コメント

  1. nora | URL | efsCvMvQ

    初めまして

    昔、「しんのすけ」さまのところから、時々覗かせていただいていました。
    当時は携帯環境でしたので、表示されないこともしばしば(苦笑)
    ふと、そんな方が(群青さま)いらしたのを思い出し、探させていただきました。
    すばらしいですね、少しずつ拝見させていただきます。



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