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文字はジャスミンのにおい

2006年08月16日 03:39


てのひらを丸めると
そこには闇が満ちて
冷たい

外出すると
靴のうらや背中や鎖骨のあいだに
言葉がいっぱいに貼りついてくるから
一文字ずつ丁寧に剥がして
てのひらに握るのだ
ひくひくと動く文字は
生きているみたい
生きて
わらっているみたい

わたしは文字をほぐして
紙に配置して詩にしたり
かみ砕いて食べてしまったり
においをかいだりする

充分たのしんだらトイレに流してしまう

トイレにはしばらく
ジャスミンのにおいが漂い
やがて消える

余韻

てのひらの闇は
相変わらずそこにあって

それは膨張しつづけ
やがて収束するのだろうか
それともだんだんに皮膚を侵してしまうのだろうか

鼻をちかづけると
ジャスミンにまじって
苦いにおいがした

多分それは
死の
あるいは
宇宙の

においでしょうね
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