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どこかへ向かう道

2007年09月17日 17:56


どこかへ向かう道の途中で
びいだまのような眼を拾いました
わたしはそれをポッケットに入れて
その日は来た道を戻りました


どこかへ向かう道の曲がり角で
ぐみのようなお口を拾いました

わたしはそれを掌に包んで
その日は道端で眠りました


どこかへ向かう道の分岐点で
ごむのようなお鼻を拾いました

わたしはそれを
撫ぜながら
右の道を選びました


どこかへ向かう道の真ん中で
蝋のような耳を拾いました

わたしはそれを抱きしめて
先へ先へと急ぎました


そうして歩いているうちに
拾ったものたちは動きだし
ぴしりぴしりと組み上がると

いつの間にか
新しいお友達が出来ていました


どこかへ向かう道の途中で
わたしたちは二人です

お友達はよく
お口やお鼻を落とすので
わたしが拾って付けてやります

お友達が笑うとうれしいです

お友達が泣くとかなしいです

前方はいつも真っ暗で
どこへ着くのか解りません

繋いだお手々は冷たくて
時々すこしだけ怖いです

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