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幼稚な独白

2007年07月05日 00:26



あかりのついていない
自分の部屋へ入る時は
すこしだけ怖いです

だって
既にわたしが帰ってきていて
折り紙を折ったり
お手紙を書いたりして
遊んでいたらどうしましょう

その場合
あちらのわたしは必要でも
こちらのわたしは不要であるから
背骨を丸めて咆哮しながら
闇に溶けちゃうしかありません

この世にわたしという人間は
一人も在れば充分なのです

そんな気持ちであかりをつけて
いつものように乱雑な部屋に
誰もいないことを確認すると
心の底から安堵します

心の底から安堵して
そのままわたしはごみの中

すなわち

作りかけのラブソングや
壊れたトミカや
去年の夏に集めまくった蝉の抜け殻や
遠い昔
友達から盗んだおはじきや

そんなものたちの中に
撃たれた鳩のように他愛なく
ずどんと倒れ伏してしまいます

そうしてわたしは
いつか捨てられるものたちに埋もれ
安らかに眠りに落ちるのです

どうか真夜中に
眼が覚めませんように

それだけ祈りながら

だって
真夜中に眼が覚めた時
後から帰宅したわたしが
部屋の隅に正座していたらどうしましょう

その場合だと
不要なわたしはどちらなのか
考えても多分
よく解らないと
思うんです

それがとても怖いんです

今夜の月あかりは
冷凍庫から出したてのように
きんきんに尖って冷たいです
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