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おまえをみごもる

2007年05月10日 17:02



君をもっと見たい
等とおまえが言うので
体をさっくり切り開いて
体内を隅々まで見せてやった

そうしたらわたしの中には
内臓など詰まっていなかったのだ

ただ五十音が
ぽろぽろぽろ
とこぼれ落ちてきただけで
あとはまったくの空っぽで

こんなに隙間があるのなら
おまえも入れるかも知れないね
と言ったのは冗談だったのに
おまえときたら
本当にわたしの中へ入ってしまった

意外とあったかい
とか言ってる

だからわたしは
おまえを入れたまま
元通りに体を塞いでやったのだ
そうしてその後はいつものように
飛んだり跳ねたりして遊んでいる

最初のうちは
やたらと腹が減って困ったが
最近はそんなことも無くなってきて
きっと馴化したのだろう

お前を産み落とすのはきっと
月のきれいな晩になると思う
そのときは
きちんと産まれておくれよ
と話しかけると
おまえはごそごそと動いて
どうやら頷いたらしかった

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