スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

海鳴り

2006年12月30日 14:36


君の睫毛が
酸素などを
引っ掻いて上下するのを
ただ見ていた

切れ目からは
海が流れ出したから

わたしたちは
眼を閉じて
アスファルト上で
魚になった

そしてから
帰りたくないと言い合って
海藻のかげで
しょんぼりとした

わがままを言うのは
よしなさいと
通りすがった海老が言う

変わらないものなんて
ないのだよと
横たわった牡蠣が言う

だから
わたしたちは
しょんぼりしたまま
ゆるゆると海面まで浮上して
びしょびしょのまま手をつなぎ
駅まで行って
さよならをした

わたしのコートに
巻貝がくっついてた

君の額にはまだ
提灯が灯っていた

夜が始まる時間だった
スポンサーサイト


コメント

  1. 蒼井 | URL | -

    うん、そうなんだよな。
    と、一人で納得してしまいました。
    判ってはいる、俺はいつもその後に、けれども、がついてしまうので、いつまで経っても大人になれない。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。