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二千六年の終わりによせて

2006年12月30日 14:12


月を歪めるのは
コックさんの仕事です

北極星が光る頃
かれらは仕事に取り掛かります

かれらの歩いた跡には
点々と
たべられることのなかった
くりすますけーきや
ばーすでいけーきが
夜露と共に
とつとつと凍ってゆきます

かれらは少し笑います
帰ることのない
兵隊のように


女の子が泣いています
鳥のような啼き声です
大人になりたくないのです
さまざまなものを
棄てることが出来ずに
泣くのでしょうか

足元にばらまかれた
プラスティックのピルケースには
小さい子供が入っています
時々は
男の子が入っています


新しい年が始まります

風が吹き
きれいなものが
きたないものが
まだ
呼吸を知らないものたちが
すくわれもせず
過去になってゆきます


朝陽を成形するのは
わたしたちの仕事です
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