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家出

2006年12月15日 18:36


呼吸の仕方を
忘れてしまった人が
月あかりを浴びて
縮んでゆく

そのさまは
行き場を無くした
猫みたいに見える

トタン屋根から
びりびりと
引き裂かれたような空を
人工衛星が横切り

くらくらとしたのは
目眩だったか
無人の公園の砂場は
死んだ象の墓みたいに
盛り上がっている

ずいぶん遠くへ来てしまった

缶コーヒーのタブを
勢いよく押し上げると
猫の鳴き声が響き渡り
夜が肺に満ち満ちる

分離不可能だと思った
世界からも現実からも
自分自身からも

三日月が
いやあれは
瞳孔だ
見ている
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