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205号室の女

2006年12月05日 00:50


205号室に住んでいる女は
血色の悪い顔をして
いつでも足をひきづって歩く
何でも肋骨の中に
心臓ではなく
火星を入れていて
その所為なんだと言う
きっと詩人だからだろう

女の生んだ子供は
空が見たいんだそうだが
生れつきの黒そこひである
可哀相に子供は
空が黄色いと思っている

父親はいない
女は無性生殖により
子供を生んだのらしいが
それは嘘だろう

手をつないで歩く二人の足元に
淡い影がふわふわ揺れている
既にこの世にいない人達のようだ

胸が熱いのだろうか
女の吸う薄荷煙草の煙が
青空に昇ってゆく
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