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言葉・うしなう

2006年08月05日 07:51


朝から
喉の奥になにかが詰まっていて
ひりひり痛い
詰まっているのはきっと
冒頭だけ書いて破り捨てた詩
だと思うけど

キチンで咳き込んだら
ステンレスにぽたぽたと
書きかけて仕舞っておいた文章が
一行ずつ
カラフルに
排出され

排水溝
折角 漂白したのに

今夜
用水路で遊んでた子供は
さぞびっくりしただろう

流れに足を取られたかもしれない

エロ本やなんかと一緒に
押し流されていったかもしれない

夏だからきっと
ヒメジョオンが咲いていたろう

材木所からはきっと
檜の匂いがしただろう

キチンを漂白しながら
空想する

空想の終わりで子供は死んだ

死んだというより
見えなくなった

シンクには『ぬ』がこびりついていて
いくら擦っても
キッチンハイターを振り掛けても
落ちやしなくて

よろよろと壁にもたれた
言葉をうしなった空っぽの身体は
意外に軽くて
温かかった
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