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キリスト(前編)

2006年11月28日 18:39

水曜日
僕は喫茶店のテーブルに座って
哲学者のように沈黙していた
ミミ子に別れを告げられたのは
先週のことだった

ミミ子は犬が好きだった
犬を飼うのでイサオとは別れる
と云うのがミミ子の出した最終結論で
意味が不明だと思うので説明すると
ミミ子が飼う犬と云うのは
アリスケと云う男の持ち犬で
つまりそれはその
ミミ子は犬を飼うと同時に
アリスケと一緒に暮らす
と云うことであった
アリスケと云うのは僕の友達で
こないだ3人で鍋パーティーをやった
ええと
つまりそういうことだ
2人がいつできちゃったのかは知らないが

おれのどこがいけなかったんだよ
とか
そういうことは一切頭に浮かばなかった
ミミ子がこれから飼う犬でアリスケが既に飼っている犬
と云うのはシー・ズーだろうか
ペキニーズだろうか
それともゴールデンレトリバーだろうか
と考えていたのである
アリスケの家に遊びに行って見せてもらおうかな
と考えていたのである
でもそれは無理だよな
と思い直して
もう一口アメリカンを飲んだ
冬っていうのは寂しい季節だと思う
人が硬化する季節である
僕の胸も例に漏れず硬化して
笑いすら浮かべられない状態になっていた

喫茶店はそろそろラストオーダーの時間で
確か昼くらいに僕は来店したので
正確を期すならば8時間
時給750円のアルバイトならば
大体6000円貰える
それくらいの時間を
僕は無為に過ごしてしまったのだった
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