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教習所ロビー

2006年11月24日 14:40


分針がすこしずつ
じゃきりじゃきり
刻むたび
あと一本吸える
って
小さくなりながら

ソファーには
昨日と同じ人が座ってる
ぬくいさん
という高校生
夜学にかよっているんだって
ぬくいさんが動くと
わきががくさいから
動くな
ってみんな言う
だからぬくいさんは
所在無さげに
偶像みたいに静止してる

誰も見ちゃいない
夕方のワイドショー
音声が床に落ちて
ぼたぼた云ってる
サハラ砂漠って
こんな風な
寂しいところなのかも知れない

チャイムの音はごく控えめだが
本能にまで届く程
絶対的だ

誰かが深い溜息をつく
ぬくいさんの存在感
圧倒的だ

みんなもう
随分刻まれてしまって
半分も無い

あと一時間後には
削りかすだけ遺して
わたしも
消えちゃうんじゃないか

外ではエンストした車が
溝にはまって
汗をかいてる
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コメント

  1. ピクルス | URL | .zfh79b6

     
    日付の同じ三作品の中では、
    最も群青らしいレトリックが感じられる作品。
    こんばんは、吉田群青評論家のピクルスです。
    (本気にしちゃアカンぜ)

    あ、いや、
    佳作なんだが、
    最終連の、なんだかな締らなさが
    惜しまれます。
     

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