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ファミリーレストラン

2006年10月23日 17:22


壊すことと
懐かしむことは
何処か似ている

ファミリーレストランの
暈りとしたアルバイトは
何時かの父に似ていた

端に置かれたお冷やは
無為に濡れていくばっかりで
外は黄昏れている
道行く人がみな
幽霊に見える

父が離れて逝くことを
未だ諦めきれない儘
アルバイトに
和風ハンバーグ
と告げ

ワフーハンバーグ
と復唱したアルバイトは
何もかも
識っているように笑い

和風ハンバーグ
父の好物だった

半分もたべきれない

皿の端にソースで
父の似顔絵を描いて
でもちっとも似てなくて
ナフキンで拭った

壊すことも
懐かしむことも
所詮は一緒だろう
わたしは
きっと
諦めるんだろう

こうやって
稚拙な詩だけ
置き去りにして

ぴんぽん
押したのに
アルバイトは二度と
来てくれない

ドリンクバー
単品で
お願いしたいのに
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