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物の怪

2006年10月14日 19:31


一本喫ったら
帰ろうと思った
銀の雲が頭上高くから
わたしを呼んでる

前方で
未だ歩けるよ
と叫んでる
子供みたいな動物がいる
そうだね
まだあるけるのにね
と答えて傍らで哄笑する
あれは
何科のけものだろう

どこかで見たような人達が
眼鏡を光らせて
行進してゆく

一番後ろの人に
いっしょにいきますか
と問われたが
答えなかった
手が震えていたから

銀の雲から
ほたほたと
灰色が落ちてきて

煙草が消えてしまった
前髪が濡れてしまった
くちびるが乾いて
もう

たどたどしく
べろを使って
小さい口を湿らせて
わたしは何か言ったようだ

いっしょにいきたかったな
とか
そんなようなことを

銀の灰皿が
ちたん
と光って

多分
それっきり

見えたのは
背中だけだったと思う
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