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洗濯物を錯視する

2006年10月01日 07:34

ヴェランダにぽちんと
左足首が落ちている
誰かが
要らなくなった足首を
取り外してそのまま
忘れていったのだろう

向かい側のマンションの
洗濯ロープに
子供がいっぱい
ぶら下がって居る
どの子もお行儀よく
口をつぐんで
じっと風に吹かれたりして
洗濯ばさみで留められて

主婦が旦那さんを
上半身と下半身に分けて
皺を伸ばして干している
そうしないと
腐っちゃうのかも知れない

わたしは
抱えていた
自分の下腹部を
そっとハンガーに掛けた
飾りで縫い付けた
レースが揺れてる
それから恋人の
しましまの下腹部も
その横に掛け
窓を閉めてへたり込んだ
下腹部が無いためか
どうもすうすうして
体が冷えていくようだ

だけど
汚れていくものは
どうしようもないから

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コメント

  1. 空言人 | URL | mQop/nM.

    こういう、「身体取り外し可能」の設定というか世界観の表現のもの、好きです*

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